学習院院歌

1, もゆる火の火中に死にて　また生るる不死鳥のごと 破れさびし廃墟の上に　たちあがれ新学習院 2, 花は咲き,花はうつろう　過ぎし世の栄光ふみしめて まなかいに世界をおさめ　現実を生きてし抜かん 3, なげかめや昔を今と　荒波よ狂わば狂え 黒雲よ,ゆくてはとざせ　我が胸は希望高鳴る 4, 二つなく受けし我命　おのがじし育て鍛えて もろともに世にぞ捧げん　常照らせ真理と平和

学習院応援歌

1, もり上がる我等の力　もえたぎる我等の血潮 栄光の歴史に映えて　ああ学習院今ぞ戦う 2, 遥かなり我等のゆくて　越え行くは嵐の山河 躍進の力よ意気よ　ああ学習院無敵の王者 3, たくましき我等の腕に　青春の我等の胸に こだまする高き調べは　ああ学習院勝利の歌ぞ

学習院輔仁会会歌

1, 積もらば遂に山とはならむ　目に見えぬ塵すら 雲入る山もその古は　塵よりやなりけむ ああ我が友諸共に　助けつつ進まば 山より高き功も成らむ　怠らず努めよ 2, たまらば後は海ともならむ　消え易き露だに 千尋の海もその古は　露よりや成りけむ ああ我が友諸共に　助けつつ進まば 海より広き業もならむ　たゆみなく努めよ 3, 積もらば遂に山とはならむ　目に見えぬ塵すら たまらば後は海ともならむ　消え易き露だに ああ我が友諸共に　助けつつ進まば 心もかない力もあわば　何事か成らざる

学習院学生歌　神州男児

1, 神州男児の心より　匂いいでたる桜花 かざしてここに愛城の　若草もゆる丘の上に 文武の道を励まんと　集う五百の健男児 2, 名もうるわしき静浦や　水際に続く老松の 梢に響く風の声　磯に砕くる波の音 吾等が雄図そそりつつ　大海原の雲に入る 5, 春若草の心持　夏雄大の気にひたり 秋清明の霊を練り　冬洗心の業をつむ 健児の意気を君見ずや　わが校の名は学習院

学習院開校五十周年記念歌

1, 濁りに染める人の世に　澄みて流るる一筋の たまの小川の香りこそ　その水上の丘に住む 清き心の若人が　かざし忘れぬ桜花 2, 水のまにまにとめくれば　山には春のいと更けて 幾十の星を移せども　花瓔珞の陰清く はねうち交わす群小鳥　永劫の調べを歌うかな 5, 愛陵の秋にめぐり来し　今宵五十の花宴 挙げてぞ受くる盃に　更に誇らん幾歳の 栄の春を想うとき　若き血潮は燃ゆるかな

学習院寮歌　大えいの水

1, 大えいの水精こりて　ここ敷島のもとかたく 桜の露のこまやかに　染めて朝日の色あかし 春桃源の夢さめて　知りぬ東亜の風の音 2, 思え神代の昔より　天津日嗣の高御座 まぢかき玉の階に　匂う左近の桜花 折りてかざしに賜いけむ　院の章の尊さを 6, 仰ぎざらめや天皇の　自彊息まずのみことのり 嗚呼我友よ雨露の　恵みも深き君が代に 咲きて国士の華たらん　目白の春の雲の如

学習院賛歌

新しい世紀に向かって 独り立つ　たくましい　その気概 われら　こころのなかに　想いをたくわえるとき 常に　足元をみつめ　大地を踏みしめる 打ちよせる時代のうねりの 激しい今　ひたすらに　この道を われら　こころを開けて　想いを解きはなすとき 空に　樹木の葉はひかり　大樹を渡る風 　傳えつづける　左近の桜 　襟の記章は　母校の誇り 　おおらかな愛と誠の　花よ桜 歌ごえを世界に広げる 学習院　胸を張れ　わが友よ われら　こころにいつも　真理と平和を誓い 生きる　喜びを共に　さやかに呼びかける 世界にひびけ　学習院